YouTubeチャンネル「とある男が授業をしてみた」で小学生~高校生に向けて
授業動画を配信している
教育YouTuber葉一さんと、
株式会社QuizKnock CEOで
テレビでも活躍中の
伊沢拓司さんが、
「『好き』から始まる学び」について
対談しました。前編・中編・後編の
全3回でお届けします。
きみにとっての「好き」って何かな?
きみにとっての「学び」って何かな?
ぜひ、葉一さん・伊沢さんと一緒に、
家族やお友達と一緒に考えてみてください。
2人は昔から
勉強が好きだったの?
実は、最初は勉強嫌いでしたね。
九九もなかなか覚えられなくて勉強に苦手意識がありました。
僕も昔から勉強が好きだったかというと、そんなことはないですね。
僕は、勉強で良い成績を取ったら、ゲーム機を買ってもらえるかもと考えて勉強を始めました。
でも、気づいたら、塾の友達に会いたいとか、先生に褒められたいとか、そういうことが勉強の目的になっていましたね。
僕は、子供の頃は、テストで良い点数をとると、親が本気でほめてくれたので、それが嬉しくて、勉強をするモチベーションになっていました。
そのあと、勉強はずっと好きでしたか?
勉強はやっぱり好きじゃないですね。でも、今はYouTubeで僕の動画を見てくれた子供たちが喜んでくれるための勉強は全く苦じゃないんです。
人のために勉強をがんばれるってすごいですね。
僕は自分の成長、自分の笑顔のために頑張っていると思います。
逆に、伊沢さんのように自己成長のために頑張れる人のことを僕はすごいと思います。
勉強って聞くと学校の勉強を思い浮かべることが多いと思うけど、昆虫とか電車とか船とか、自分が好きなものなら何でもいいんですよ。自分が好きなものを詳しくなるということも勉強だと思います。
自分が好きなものの勉強をしてみると、同じやり方で、ほかの勉強もできるようになると思います。自分の「好き」をすごく大事にしてほしい!「好き」は自分の能力を超えますからね!
この対談の内容の動画はこちら!
消えちゃう「好き」って
意味ないの?
無駄かどうかを決めるのは自分自身ですし、僕はまったく無駄だと思っていません。僕はサラリーマン、塾講師、YouTuberって遠回りな人生だったけど、全部意味があって全部自分の成長につながっています。
僕もまったく無駄だと思いません。消えていった昔の「好き」のおかげで、自分が成り立っているようにも思います。
「無駄かどうか」は人生が終わるまで判断できません。
だから全部気になったものはやってみたらいいんです。
今と昔の勉強の
違いって?
今は選択肢 がすごく多いですよね。僕もYouTubeで勉強できる子供時代を過ごしたかったです。
ただ、選択肢が増えたことで迷ってしまって、子供たちは一歩を踏み出しにくくなっていると感じます。
伊沢さんは、何かを選ぶときにルールって決めていますか。
僕は自分の性格を一番大事にして選んでいます。自分の性格を変えるのは難しいので、性格に合った得意なやり方を選んでいます。葉一さんのルールは何ですか?
僕は子供たちにとってどちらがプラスか、を中心に考えますね。
自分が何かをしたことで、子供が喜んでくれるのが一番嬉しいので。
あとは、どっちの方がワクワクするかですね。
選択肢が多いからこそ、選択肢を活かしきれたときの魅力はすごいと思うんですよね。
どの選択肢を組み合わせるかを活かしきれた時に、みんながスーパーマンになれる可能性があふれていると思います。
だからこそ、一歩踏み出すことを大事にしてほしいです。
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なぜ勉強する必要が
あるの?
学校で勉強した内容の中には、将来使わない知識もあると思うんです。
だから、勉強嫌だなーと思う人もいるかもしれません。でも、僕はそれでもいいと思っていて、勉強はやりたくないことに対して、どう工夫をして効率よく楽をしながら結果を出すのかの練習をしているのだと思っています。
そうですね。勉強っていう、みんながやっていたり、たくさんの攻略法が分かっているゲームに参加して、自分に合った努力の方法を見つけるためだと思いますね。
そして、その自分に合ったやり方を、勉強以外のものにも応用すればいいんです。
子供たちに
伝えたいこと
ちょっとでも「楽しそうだな」って思ったら、そのワクワクをつかまえて、一歩踏み出してほしいです。
きっと何年か後に、あのとき感じたワクワクを大事にしてよかったなと思える時がくると思います。
そのとおりですね。僕は小学生のころ、「〜したい」がなくて、言われたことをただやっていたんです。でも、もっと言われなかったことをやっておけばよかったと、今、思っています。
やりたいことやワクワクしたことは全部やってほしいと思っています。とにかく今を楽しんでほしいです。